ガソリンランタンは親、子、孫と親子3代にわたって使えると言われる程、丈夫です。
ですが、それはしっかりとしたメンテナンスや手入れをするからこそ可能なのです。
今回は僕の愛用しているColemanの286Aランタンを使用してメンテナンス方法を解説していきます。
コールマンの圧力式(ポンピング式)ガソリンランタンであれば、全て同一のメンテナンス方法ですので、是非参考にしてください。
我が家のガソリンランタンは購入してから現在まで10年以上、現役で活躍しています。
正しいメンテナンスをして娘や息子に引き継ぐのが目標です!
ガソリンランタンのメンテナンス|各部品の名称と役割
①ボールナット
ベンチレーターを固定する為のナットです。
特にメンテナンスは必要無いですが外した際に無くさないよう気を付けましょう。
と言っても結構すぐ無くしちゃうんですよね(笑)
念のために予備を何個か持っておくと安心です。
こちらの商品はコールマンのガス、ガソリンランタン全ラインナップ商品で共通して使用することができますよ。
②ベンチレーター
排気、排熱される部位、特にススが溜まりやすい部位ですね。
③マントル
燃焼し発光する部位、電球、フィラメントに該当する部分です。
空焼きして灰になった状態で使用するので穴が空いたり崩れたりしやすいです。
予備のマントルは常備しておきましょう!
空焼きで失敗したり、つい触って破いてしまったり、点火の際に爆発して破れたり一番の消耗品です。
必ず何枚か予備は常に持っておきましょう!
④ジェネレーター
燃料がマントル部分に通っていく道です。
先端から霧状になった燃料が噴出します。
目づまりを起こす可能性があるのでメンテナンスが必要な箇所の1つ。
⑤グローブ(ホヤ)
風などの外的要因からマントルを守るのと明るさを拡張する役割も担っています。
基本的にはガラスで作られていて非常に割れやすいので取り扱いには十分注意してください。
僕のは去年割れてしまって今は手元に無い状態です笑
シーズン前に買って用意しとかないとなぁ……
⑥火力調節ノブ
燃料の噴出量を調節して明るさを調整します。
⑦フィラーキャップ
燃料タンクに燃料を投入する部位のキャップです。
しっかりと閉めておかないとタンク内の圧が上がらないので注意。
パッキンが劣化してきたら交換の目安ですね。
⑧ポンプブランジャー
ポンピングをし燃料タンク内に圧力を加えるとても重要な箇所。
スムーズなポンピングの為にも給油メンテナンスが必須です。
⑨燃料タンク
名前の通り燃料を入れるタンクです。
内部は錆びる可能性があるので長期間使用しない時は必ず燃料を抜いておきましょう。
錆が悪化するとジェネレーターの目づまりの原因になり、タンク内部は手入れ出来ませんので買い替えることになってしまいます。
⑩ヒートシールド
発光する際に高温になるマントルの熱からランタン本体を守る部品です。
ガソリンランタンのメンテナンス|分解して各部位の手入れ
分解メンテナンスの頻度は年1回、シーズン終わりに行う事をオススメします。
今回は年に一度は必ずして欲しい基本的なメンテナンスを紹介します。
それでは早速メンテナンスして行きましょう!
まずは分解していきます。
2.ベンチレーターとグローブを外す。
3.マントルを外す。
4.ヒートシールドを外す。
5.フィラーキャップを外し中の燃料を空にする。
・グローブはガラス製です、割らないように!
・余っている燃料はじょうごなどを使用し、ガソリン缶に戻す!
(ガソリンがタンクに入ったままだと、タンク内の腐食原因になるので長期間使用しない場合は必ず抜くようにしましょう。)
これで準備は完了です!
それではメンテナンスをしていきますよ。
ガソリンランタン各部品の清掃と給油
2.グローブの拭き掃除。
3.ジェネレーター周辺の拭き掃除。
4.本体の拭き掃除。
5.ポンプブランジャーへの給油。
ススであまりにも汚れると、燃焼効率の低下やジェネレーターの詰まりなどの原因になるので大切な作業です。
スムーズなポンピングにはポンプブランジャーへの給油が必要不可欠!
年一回を目安に給油しておきましょう。
ガソリンランタンの組み立て
清掃、メンテナンスが完了したら、組み立てをしましょう!
手順は下記の通りで、外した順番と逆に取りつけて行くだけなので、特に難しいことはありません。
2.グローブを付ける。
3.ベンチレーターを付ける。
4.ボールナットを固定。
次のキャンプまで数か月程度、使用しない期間があるのであれば燃料タンクは空にしておき、フィラーキャップをしっかり締めておきましょう。
マントルもデリケートな部品なので次回使用直前に取り付けるのが良いでしょう。
まとめ
1年に1度このメンテナンスを行い、ガソリンランタンを長く使って行けるようにしましょう。
ヒロしばさん!
ジェネレーターの交換やポンプブランジャーの交換はしなくて良いの?
ジェネレーターやポンプブランジャーも消耗品なので、もちろん交換は必要になってきますが、このメンテナンスをしっかりやっていれば10年以上は交換しなくても今のところトラブルは起きていませんので、今回は紹介しませんでした。
ジェネレーター、ポンプブランジャー等も部品として販売されてて、自分で交換することが可能です。
そのあたりの交換方法は別の機会にご紹介させて頂こうと思っていますが、部品代も少々高いものになるので、定期的にメンテナンスをして出来る限り交換しなくても済むようにしていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
気に入って頂けたら是非他の記事も読んでみてくださいね。
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