登山を始めたい!けど必要な物とか服装とかどうすれば良いの?
そんな疑問を持っている方も多いのでは無いでしょうか。
道具や服装も分からないけど、そもそも初心者はどんな山に登れば良いのかな?
安心してください!
今回は登山歴10年以上のヒロしばが、始めての日帰り登山に最低限必要な道具から登山のマナー、山の選び方まで全てお伝えします。
この記事を読んで是非あなたも登山に挑戦してみてくださいね。
登山の時の服装ってどんなのが良いの?
夏場は暑いから半袖短パンが1番だよね!
なんて思ってる方はちょっと待ってください!
半袖短パンで山を登るのは非常に危険です。
特に登山初心者は慣れない山道で転倒の可能性が高いですし、急に気温が下がる事も山では日常茶飯事。
そんな中、半袖短パンで行動すると怪我のリスクも高まるし、気温が下がれば低体温症になる事だってあります。
ヒロしばの夏山登山の服装
僕が夏山登山をする時の恰好はこんな感じです。
帽子
~上半身~
コンプレッションインナー
長袖のアウター
スポーツタオル
手袋(軍手)
~下半身~
コンプレッションインナータイツ
短パン
登山靴
長袖って夏場に登ってる時は暑いでしょ
確かにジャージとかパーカーとかだと辛いかもしれませんね。
ですが僕がおすすめするスタイルであれば、長袖でも結構快適に登れます。
上半身おすすめ
インナー(シャツ)はコンプレッションインナーがベストです。
吸湿速乾性が非常に高く、体を適度に圧迫してくれるので疲労を最小限に抑えてくれますし、僕みたいな腰痛持ちの人はかなり痛みが軽減されるので良いですよ。
そしてアウター(長袖)はジャージとかでは無く【ラッシュガード】をおすすめします!
え?
海とかプールとかで着るやつ?
はい!そうです!
ラッシュガードは吸湿速乾性に優れてますし、薄手で着ていてもそんなに暑くならないので快適に登山することが出来ます。
しかも紫外線までブロックしてくれる優れものなんですよね。
ラッシュガードは海で使う物と言う先入観を捨て、騙されたと思って一度着用して近所をランニングしてみてください。
きっと良さが分かると思います。
色は黒系は避けましょう、熱を吸収するので暑くなります。
またファスナーが付いてる物があればファスナー付がベスト。
暑い時にファスナーを空けると涼しくなりますし、どうしても暑くて半袖になりたい時に簡単に着脱出来ますからね。
迷ったらコレ!!
下半身おすすめ
基本的に下半身は暑くても脱ぎ着することが無いので、出来るだけ涼しい恰好を心がけます。
ですのでコンプレッションタイツの上に短パンを履くのがベスト。
コンプレッションタイツは足の筋肉を引き締めるので、歩く時の疲労を軽減してくれて非常に楽です。
その上から短パンを履くことで涼しさも両立することが出来るので、僕の中では今のところ最適解になっています。
迷ったらコレ!!
日帰り登山初心者向け最低限の道具とは
最低限必要な道具をピックアップして、それぞれについて詳しく解説していきます。
~必ず用意~
・登山靴
・レインウェア(雨具)
・防寒着
・着替え
・軍手(手袋)
・タオル
・スマホ
・ポータブル充電器
・帽子
・ストック
・ヘッドライト
・応急セット
・ゴミ袋
・行動食+非常食
~その他あった方が良い道具~
・コンパス
・ザックカバー
・日焼け止めクリーム
・虫除けスプレー
・酸素ボンベ
・サングラス
・レジャーシート
・熊鈴
結構多いなぁ笑
リストにしてみると結構多くなってしまいましたが、とても大切な道具です。
しっかり準備して安全に登山を楽しみましょう!
各道具の説明とおすすめ商品を紹介しますので、迷ったら参考にしてみてくださいね。
最低限必要な道具一覧
安全に登山を楽しむ為に必ず用意して欲しい道具です。
各道具の使用用途となぜ必要なのかを解説します。
登山は常に危険と隣り合わせなので、身を守る意味でもしっかりチェックしましょう。
ザック(リュック)【重要度:★★★★★】
登山に必要な道具を全て収納して持ち歩く為の物。
登山における三種の神器とも言われますね。
大きさとか、どんな物を選べは良いの?
バックパックやリュックと呼ぶ事もありますが、全て同じ意味と考えて大丈夫です。
日帰り登山用のザックのサイズは目安として20~25Lくらいのサイズがあれば問題ありません。
もし今後、1泊の登山や高山へのチャレンジを考えている方は40Lくらいのザックを買っておくのがおすすめ。
登山用のザックはとても丈夫なので1度買ってしまえば末永く愛用する事が出来ますよ。
また低山は通常のリュックでも問題無いんですが、腰で固定出来る方が重たい物を入れても軽く持ち運べるので、出来れば専用のザックを用意しましょう。
迷ったらコレ!!
英国のアウトドア用品の老舗ブランド【カリマー】のランクス28Lバックパックです。
とても軽量で背中には、3D形状のバックパネルが付いているので重たい荷物を入れても楽に担ぐ事ができます。
そして28Lザックとは思えないほど収納力が、あるので初めての登山用ザックとしては間違いない商品です。
ザックは一度買えば長年使用出来るので、下手に安価なノーブランド品を買わずにしっかりした物を選びましょう。
価格帯や性能面を考慮してもカリマーのザックは超優秀です。
ヒロしばはコレ!!
僕が愛用しているザックは【カリマー】のクーガー45-60Lです。
先程紹介したカリマーランクスの大容量版ですね。
機能的にはランクス28とほとんど同じですが、45~60Lの間で容量の調節が出来る優れものです。
お子さん連れで荷物の多い方や、今後高山や山小屋泊を考えている人はこのサイズを選んでおいた方が後々良いかもしれません。
サイズが大きく機能が増えている分、お値段も少々高め。
登山靴【重要度:★★★★★】
三種の神器の1つ。
登山靴と通常の靴って何が違うの?
登山靴は凹凸の多い不整地の道でも歩き易く滑らないように通常の靴よりも溝が深く掘られています。
更に石の上を歩いても大丈夫なように底が厚く、坂道を昇り降りしても足首を痛めない構造になっています。
種類も登山の用途により色々あるので、初心者の方は悩んでしまうと思います。
初心者の方は軽登山用のトレッキングシューズでハイカットの物を選べば間違いありません。
ハイカットとはブーツ形状の登山靴で靴が足首の上まであるタイプです。
迷ったらコレ!!
初心者向けに価格帯と性能面のバランスを考えるとこの登山靴がおすすめ。
ハイカットで防水、ハイグリップ、軽量と登山靴として必要な性能を十分備えていてこの価格は申し分なしです。
アルバートルは2004年からアウトドア&ウィンタースポーツ商品を展開しているブランドなのでメーカーを考えても安心して購入出来ますね。
ヒロしばはコレ!!
正直に言ってとても良い登山靴です。
高品質のヌバックレザーを使用しゴアテックス防水を採用。
高山や雪上でも歩けるようにと開発された登山靴なのでアイゼンにも対応。
ですが値段も高いですし、正直初心者のうちはここまで良い靴は必要ないかなぁと思います。
もし今後登山にハマって色々な山に挑戦したいと思った時には是非使ってみてください。
ちなみに【マムート】は1862年にスイスで誕生し常に革新的で高品質なアウトドア商品を提供する世界屈指のアウトドアブランドです。
レインウェア(雨具)【重要度:★★★★★】
三種の神器の1つ。
なんでも良いの?
てか晴れてても必要?
まぁ雨具なのでしっかりした防水性があれば、正直なんでも良いです。
着た時に動きやすくコンパクトに収納出来る物を選びましょう!
レインウェアは、天気予報が晴れだったとしても毎回必ず持って行きます。
昔から【山の天気は変わり易い】と言いますが、数分前まで快晴だったのにいきなり土砂降りになるなんて事は山では当たり前。
不測の事態に対する準備は絶対にしておきましょう。
迷ったらコレ!!
~【ミズノ】ベルグテック レインスーツ上下~(価格10,000円前後)
日本屈指のスポーツブランド【ミズノ】のレインスーツなので、これを買っとけば間違いないです。
耐水圧30000mmと少々オーバースペックぎみですが、色々考えると不安で悩んじゃうって方はこれにしとけば絶対大丈夫!
防寒着【重要度:★★★★★】
真夏は半袖で良いよね笑
答えはNOです!
真夏であっても標高の高い山の上では、信じられないくらい寒い日があります。
山の上だけ突風が吹いて肌寒いこともしばしば。
僕の住んでいる北海道の旭岳ではほとんど一年中雪が残っているので、なんとなく想像出来るのでは無いでしょうか?
真夏の低山(標高1500以下)くらいの山ならパーカー程度を携帯し、それ以上の高山ではダウン系の上着があった方が安心ですね。
着替え【重要度:★★★★★】
汗冷え対策です。
頑張って山を登ると汗だくになるので、当然衣服はビチャビチャ。
その状態で気温の低い山頂に行くと汗冷えして風邪を引いてしまうので、衣服が濡れて寒いなぁ~と感じたらタオルで汗を拭き取り早めに着替えるようにしましょう。
軍手(手袋)【重要度:★★★★★】
山にはぬかるみも多く、剥き出しの岩肌の上を歩くこともあります。
当然足元は滑りやすいので転倒するのも珍しいことではありません。
転んだ際に手を付いて怪我をしないように手袋は必ず付けましょう。
タオル【重要度:★★★★★】
特に説明なし!笑
汗を拭くためのスポーツタオルは絶対持ちましょうね。
いざと言う時に止血に使えたり、骨折した時に添え木を縛るのにも使えて意外と便利です。
汗かきさんは予備を持って行っても良いかもしれません。
スマホ【重要度:★★★★★】
緊急連絡用のスマホは忘れずに持ちましょう。
山の中は電波の届かない場所が多いですが、探せば電話できる場所くらいはあるのでとても重要です。
また後程詳しく紹介する【ヤマレコ】と言う登山用のアプリが大変便利なので是非使って欲しいですね。
ポータブル充電器【重要度:★★★★☆】
必要な時にスマホやヘッドライトの充電無いと言う事態にならないために、モバイルバッテリーなどは必ず持参しましょう。
アウトドア向けの防水、ソーラー充電機能付きの便利なモバイルバッテリーもあるのでおすすめです。
迷ったらコレ!!
~防水、耐衝撃26800mAhの大容量バッテリー~(価格4,000円前後)
アウトドアシーンでは防水機能のあるモバイルバッテリーがおすすめ。
出来るだけ大容量で急速充電に対応してると安心ですね。
このモバイルバッテリーはLEDライト付きなのも良いですよ、しかもかなり明るい。
ソーラー充電はそこまで充電率良くないので申し訳程度です笑
帽子【重要度:★★★★★】
登山に限らずアウトドアシーンにおいて帽子は必ず被りましょうね。
熱中症対策にとても重要な意味があります。
登山では突風が吹くこともあるので飛ばされないように首ヒモが付いてる物なら尚良し。
ストック【重要度:★★★★☆】
無くても大丈夫ですが持っていると安全で歩行が楽です。
特に下りは滑るので安心ですね。
登りでは短めに、下りでは長めにして使用したいので伸縮機能の付いた物を選びましょう。
迷ったらコレ!!
先程ザックで紹介したカリマー製のトレッキングポールなので品質はお墨付き。
一度、2,000円くらいのポールを買ったことがあるんですが、伸縮する場所の固定部分が一年くらいでダメになってしまったので、信頼のおけるブランド品を買っておくと安心です。
重量も一本235gと凄く軽いです。
ヒロしばはコレ!!
アウトドアブランド【ドッペルギャンガー】のトレッキングポールとスノーシューのセットです。
僕は冬山にも登るのでスノーシューとセットで激安だったこちらの商品を購入しました。
安い割に性能は悪くないので今後冬山登山を考えてる方はこちらの商品がおすすめです。
ヘッドライト【重要度:★★★☆☆】
山の上から日の出を見たい!
雲海を見たい!と言う人には必須のアイテムです。
暗い夜道の登山道を歩くためには絶対に必要。
僕も初心者の時に時間配分を間違えて暗闇の中下山した事があります笑
その時はガラケーのカメラライトを使って下山しました。
登るのは昼間でも初めて登る山では不測の事態も少なくありません。
ヘッドライトの商品ラインナップには精通していないので、僕が使用している物をおすすめとして紹介させて頂きます。
このヘッドライトは中国製で格安なんですが、リチウムイオン充電式でフル点灯すると12000ルーメンとめっちゃ明るいです。
メインライトのみで8時間、フル点灯でも4時間充電がもつので日帰り登山なら十分な性能です。
中国製ですが意外と丈夫!
応急セット【重要度:★★★★★】
転んで怪我をする事は割と良くあります笑
木のトゲが刺さるなんて事態も考えられるでしょう。
絆創膏やピンセット等、簡易的な応急セットは必ず持って行きましょうね。
迷ったらコレ!!
ゴミ袋【重要度:★★★★★】
ゴミ袋は必ず持ってくださいね、ヒロしばからのお願いです。
最近山を登っているとペットボトル等のゴミが落ちてる事が多いです。
出したゴミは持ち帰る!登山をする上での最低限のルールです必ず守りましょう。
出来れば落ちてるゴミを拾って行くのが理想です。
皆で綺麗な山を守って行きましょう!
行動食+非常食【重要度:★★★★★】
日帰り登山であれば、お昼ご飯とお菓子とかですかね。
食べ物は傷みやすいので日持ちする物を選びましょう。
例:おにぎりだったら中身を梅とかおかかにするとかetc…
お菓子は個包装の物だとパッと食べれるのでおすすめです。
遭難する可能性も視野に入れて少し多めに笑
カロリーメイトやSOYJOYなどは栄養価が高いので携帯しておきましょう!
チョコは栄養価高いけど溶けるので注意してね。
バナナはおやつに入りますか?
バナナはOK!!
あると安心な道具一覧
あったら安心、便利な道具をまとめました。
絶対必要な物に加えてこれらも揃えると更に快適な登山になりますよ!
山岳地図+コンパス【重要度:★★☆☆☆】
道に迷わない為に登る山の地図とコンパスを見ながら現在位置を把握する。
凄く大切な事ですが、ちょっと待って下さい。
あなたは山の地図とコンパスがあれば自分の現在位置を把握出来ますか?
正直僕は良く分かりません笑
地図を見れる人なら絶対持って行った方が良いですが、僕みたいな人も多いかと思います。
そんな方は、スマホアプリ【ヤマレコ】を必ず入れて行きましょう!
これさえあれば地図が無くても大丈夫!
後で詳しく紹介していますので是非確認してください。
ザックカバー【重要度:★★★☆☆】
ザック用の防水カバーです。
突然の雨でザックの中身が濡れないように用意しておいて損は無いです。
僕も一応持ってますが、今のところ使ったことは無いですね。
多少の雨であればザックの中まで浸透する事があまり無いので、わざわざ付けたことは無いですが余力があれば念のために用意しておきましょう。
迷ったらコレ!!
値段は安いですが耐水圧5000mmとしっかりとしたレインカバーです。
サイズ展開を豊富で15L~90Lまで幅広いサイズのザックに対応しているのも嬉しい。
背中の反射板がワンポイントでおしゃれですね。
日焼け止めクリーム【重要度:★☆☆☆☆】
山の上は陽を遮る物が無い上に平地と比べて紫外線が強くなります。
日焼けを気にしない僕みたいな山男には必要ないですが、女性や子供を連れて行くのであれば日焼け止めクリームをたっぷり塗って行きましょう。
曇りの日であっても紫外線は強いです。
冬場であっても晴れてる日は要注意!
雪からの照り返しで夏場よりも日焼けしますよ。
汗をかいて流れてしまうのでウォータープルーフの日焼け止めがおすすめです。
虫除けスプレー【重要度:★★★☆☆】
山なので夏場は特に蝦や刺してくる変な虫が多いです。
虫刺されなんか男の勲章や!って言う僕みたいな山男には必要ないですが、翌日以降痒さに悩まされたくない人は必ず携帯しましょう。
酸素ボンベ【重要度:★☆☆☆☆】
特に高山に登ることを計画してる人は持って行きましょう。
標高が高くなるにつれて酸素が薄くなるので、高山病のリスクが高まります。
僕の娘は2000m級の山でも頭が痛くなっていたので、特にお子さんを連れて行く場合は要注意です。
迷ったらコレ!!
こんな感じのやつです。
スポーツ店とかにも売ってると思いますよ!
サングラス【重要度:★★★★★】
日光で目をやられない為にサングラスは必須です。
特に冬場は雪の照り返しがあるので、サングラスかゴーグルは必ず持って行きましょう。
安いやつでも全然問題ありません。
レジャーシート【重要度:★☆☆☆☆】
ご飯を食べる時に地面に座りたくないって人は持参しましょうね。
遭難した時に包まれば防寒になるかも?笑
重要度としてはそんなに高く無いですね。
熊鈴【重要度:★★☆☆☆】
熊が近づいて来ないように、熊避けの鈴やラジオをかけて登ってる人もいます。
熊は人間の気配を感じると基本的には近づいて来ないので、あれば少しは安心ですね。
僕は旭岳のお土産屋さんで購入した熊鈴を使ってます。
ですが子熊は好奇心が旺盛なので逆に音に寄ってくるなんて事もあるみたいです。
子熊が来れば、親熊も追いかけて来るのでその辺は難しいところですね。
これだけは入れておこう!スマホアプリ[ヤマレコ]
[ヤマレコ]というスマホアプリがあるのはご存知ですか?
これは大変便利でしかも無料で使えるので必ず入れておきましょう。
[ヤマレコ]ってなに?
ヤマレコは登山者の為の登山支援用アプリです。
~ヤマレコで出来る事~
・山岳地図のDL
・山行工程(経路、日程等)の作成
・GPSで登山ルートや現在位置の確認
・山行計画のルートから外れたら警告
・タイム計測
・山行記録、日記作成
・他の登山者の山行日記を読む
僕が今のところ把握している機能は上記の通りですが、まだ他にも色々な機能があると思います。
一番嬉しい機能はなんと言っても山岳地図をダウンロード出来る事と現在位置や登って来たルートをGPSで確認出来る事です。
当然GPSを使用しているのでスマホの電波が圏外でも問題なく使えます。
僕はスマホのバッテリー消費を節約する為に山に登る際は機内モードにしているのでGPSのみで使用出来るのは非常に嬉しいですね。
正直このアプリがあれば地図とかコンパスとか要らないんじゃない?って思ってます笑
[ヤマレコ]の使い方は?
とりあえず、山岳地図のDLとGPS機能を使えれば、まずは問題ないのでそこまでの説明を簡単にしますね。
その他の機能は触りながら覚えていくと良いと思います。
まずはアプリをダウンロード
先程も紹介したURLから【ヤマレコ】アプリをダウンロードします。
iPhone用とAndroid用の両方があるので、どちらのスマホを利用していても使う事が出来ます。
ダウンロードしたらアプリの権限のGPSやファイルへのアクセスを全て許可にしておきましょう。
初期設定を済ませたら山岳地図をダウンロードします。
山岳地図のダウンロード
画面下の地図をタップし、【地図を追加】ボタンをタップします。
一番上の検索欄に登る予定の山名を入れて検索をかけます。
今回は樽前山にしました。
検索結果が表示されるので、登山開始予定場所の名称にチェックをいれて下さい。
今回は7合目登山口から登るので7合目~にチェック。
良く分からない場合は山名が記載されている一番上のものでOK。
基本的には山全体の地図がダウンロード出来るので多少スタート位置がずれても問題無いです。
【この地図をダウンロード】を押して地図をダウンロードします。
これで準備はOK。
現地に着いたら【登山開始】
登山をするなら【ヤマレコ】は入れておいて絶対に損は無いです。
無料なので、山岳地図を持たなくても、これだけは必ず入れていく事を強くおすすめします。
これだけで安心度がグッと高まりますよ!
重要|登山初心者が知るべき山登りのマナー
登山には最低限のルールやマナーがあります。
自分以外にも登山客は沢山いるので、皆で気持ちよく登山をする為のルールです。
しっかり確認してマナーの良い登山者を目指しましょう!
~登山のルールとマナー~
すれ違う人には挨拶を
ゴミは必ず持ち帰る
山の物は持ち帰らない
すれ違いは登り優先
コンロ等の火気厳禁
登山道から外れない
すれ違う人には挨拶を
登山をしてて他の登山者とすれ違う時は、自分から元気に挨拶しましょう!
挨拶をされると嬉しい気持ちになりますし、挨拶からちょっとした雑談が生まれることも良くあります。
こんな登山者同士のコミュニケーションも山登りの楽しさの1つです。
遭難など万が一の事態を想定して、少しでも多くの人に自分の存在やすれ違った場所時間を覚えていて貰うための、自己防衛策の1つにもなりますよ。
ゴミは必ず持ち帰る
こんなことは登山じゃなくても当たり前の話ですよね。
自分の出したゴミは自分で持ち帰る!そんな当たり前の事を出来てない人が結構います。
頑張って登って最高の景色を目の前にしたのに、ペットボトルや吸い殻、ビニール袋などが落ちていたらガッカリしませんか?
山はみんなが登るものです、自分本位にならず当たり前の事を当たり前に出来るようにしましょう。
自分の出したゴミじゃなくても落ちてたら拾って帰るのが理想的な登山者です。
皆で山を綺麗にしていきましょう!
山の物は持ち帰らない
山は基本的に国立公園に当たるので自然公園法が適用されます。
つまり法律で【山の物は持ち帰ったらダメだよ!】としっかり明記されているんですね。
~自然公園法第21条3項7,8,9号~
七 木竹以外の植物を採取し、若しくは損傷し、又は落葉若しくは落枝を採取すること。八 木竹以外の植物を植栽し、又は植物の種子をまくこと。九 動物を捕獲し、若しくは殺傷し、又は動物の卵を採取し、若しくは損傷すること。
転載:電子政府の総合窓口
つまり、落ちている枝や葉っぱなども持ち帰るのはダメなんです。
逆に自分の持ってきた物を山に置いてくるのも基本的にはNGです。
自分が登る前と後で、出来る限り同じ状態を維持して帰るようにしましょうね。
歩いて石が崩れるとかはある程度仕方ないけどね笑
すれ違いは登り優先
登山の時は登り優先と言う暗黙の了解があるのを知っていますか?
これは山頂に向かっている方が優先とか、下山している方が優先とか言う意味ではありません。
あくまで登山道の傾斜を見て登っている方が優先と言う意味です。
理由もしっかりあって、下にいる人に歩いた時の落石等が当たるのを防止する目的と、下に向かう人の方が周囲の状況を把握し易いためこのような決まりとなっています。
譲る時は危険なので谷側では無く山側を背にして譲るようにしましょうね。
コンロ等の火気厳禁
こちらも自然公園法に記載がありますが、基本的に国立公園に指定されている山での火器の使用は厳禁です。
~自然公園法第21条6項~
六 火入れ又はたき火をすること。
転載:電子政府の総合窓口
コンロやバーナー、もちろん紙巻きタバコもNGですよ。
万が一山火事になると鎮火が難しいですし、貴重な高山資源が燃えて無くなってしまいます。
ですが一部の宿営地では黙認されている場所もあるので、その辺は山に登る前にしっかり確認しましょう。
登山道から外れない
登山が出来る山には登山道が作られています。
登山客が安全に山を登れるよう考えて作られた道なので絶対に外れないようにしましょう。
遭難の可能性も高まるので非常に危険です。
万が一登山道から外れてしまった場合には、来た道を引き返すのが鉄則。
深みにハマると大変な事になります。
登山道がグネグネ迂回してるから、真っ直ぐ登ろう!
その方が早いし楽だ!
なんて事は絶対に辞めてくださいね笑
日帰り登山の山の選び方と北海道のおすすめの山一覧
必要な道具やルールは分かったよ!
ところで、初めての登山はどんな山がおすすめですか?
それでは、初心者が初めて登山する時の山の選び方をお伝えします。
それとせっかくなので、僕が住んでる北海道の初心者向けおすすめの山も何個か紹介しますので、興味がある人はそちらも是非チェックしてみてくださいね。
初めての日帰り登山の山の選び方
山選びの基準
上記4つを基準として山を選ぶと楽しい登山が出来ると思いますよ。
標高では無く登頂時間や高低差
標高が低い山=初心者向けの山
この考えは間違いです。
標高が低ければ必ずしも登りやすく簡単だと言う事にはならないんですよね。
例えば…
登山道が直線的では無くグルグルと迂回するので山頂までの距離が長い。
登山道が整備されてない。
上記のような理由で低山でも登るのが大変な山って結構あるんです。
選ぶポイントとしては…
登頂までの時間が2時間弱程度
登山道が整備されてて歩きやすい
このような基準で選ぶのが良いでしょう。
地元向けのハイキングガイドや初心者向けの登山ガイドなどの本を買って調べても良いですし、山名や地域名などを入れてネットで検索するとおすすめの山の紹介記事も画像付きで沢山出てくると思います。
必ずしも低山だから登りやすいと言う考えは危険なので、しっかり下調べをした上で山を選びましょう!
人気のある山
人気のある山は週末になれば、登山客が沢山登りに来ます。
周りに自分以外の登山客が沢山いれば道に迷う可能性も低いですし、何より登山道が綺麗に整備されている事が多いです。
知る人ぞ知る山!みたいなマイナーな山は登山に慣れてから挑戦するようにして、まずは誰もが知ってる人気の山から選んでみてくださいね。
自宅から出来るだけ近い
初めての登山は想像以上に疲れると思います。
慣れない山道ですし、普段長時間歩かない人であれば尚更ですね。
その上、山までの移動時間に何時間もかかると苦痛でしか無いです笑
帰りは疲れきって車を運転したり歩いたりする事になるので、注意散漫になり事故を起こす危険も高まります。
慣れないうちは近場の山を選ぶようにしましょう。
景観が良い
登れども登れども、林道で全く景色が見えない!
こういう山は精神的に結構辛いです笑
僕でも数時間ひたすら林道を登るような山は辛くなる時があるので、初心者の方だと挫折する人もいるでしょう。
出来るだけ登り始めて早めに景観を楽しめるような山を選ぶと頑張って登りきる事が出来ると思いますよ。
初心者向け北海道のおすすめの山
僕は北海道に住んでいるので、北海道の初心者向けの山であれば、ある程度ご紹介する事が出来ます。
北海道在住の方は是非参考にしてみてくださいね。
樽前山(おすすめ度★★★★★)
北海道千歳市にある支笏洞爺国立公園【支笏湖】に隣接する山です。
千歳市や苫小牧市からのアクセスが非常に良く、7合目まで車で行く事が出来るので山頂まで1時間ちょっとで登れます。
景色も凄く良いので初心者にはめっちゃおすすめ!
登った時のブログ記事があるので参考にしてください。
有珠山(おすすめ度★★★★☆)
出典:有珠山ロープウェイ
有珠山は支笏洞爺国立公園【洞爺湖】に隣接する山で【洞爺湖有珠山ジオパーク】として世界ジオパークに認定されている自然豊かで非常に美しいです。
登山口駐車場から山頂までは約1時間30分で登れるので、初心者にもかなりおすすめの山です。
世界ジオパークに認定された有名な山なので登山道も整備され歩きやすく、なにより登山者が沢山いるので安心して登れますよ。
ですが登山開始から1時間くらいは林道を歩くことになるので、林道を抜けるまでは頑張りましょう!
アポイ岳(おすすめ度★★★★☆)
アポイ岳は日高山脈の南端に位置する標高810mの低山ですが、2000m級の山にも引けを取らない絶景を見る事ができます。
また世界ジオパークにも認定されており、この山でしか見る事の出来ない固有植物も沢山生育しています。
登山道は整備されてますし登山客も多いので安心して登れますね。
また登山口入り口はキャンプ場になっているので、前日からキャンプ場で一泊して次の日の朝に登る方法もあるので初心者には好条件の山です。
~その他の北海道山情報も続々追加予定~
今後、いろいろな山を登った時におすすめ出来る山があればどんどん追加していくので楽しみにお待ちください。
まとめ
今回は初心者向けの登山道具から山選びまで詳しく紹介させて頂きました。
長くなってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事を読んで必要な道具を揃えれば、もう登山の準備は完璧です!
思う存分登山を楽しんで来てくださいね!!
読んで頂きありがとうございました。
もし気に入って頂ければ是非他の記事もご覧ください。
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