スノーボードのビンディング調整の基本【センタリング】あなたは大丈夫?

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マイボードを購入し意気揚々とゲレンデに向かおうとしているあなた!
【ちょっと待ってください!】

ヒロしば
ヒロしば

ビンディングの【センタリング】は確認しましたか?

チビしば
チビしば

ん?

せんたりんぐってなに??

ヒロしば
ヒロしば

ビンディングをブーツと板に対して真ん中になるように調整する事を【センタリング】って言うんだよ。

チビしば
チビしば

へぇ~

お店の人が買った時に付けてくれたから大丈夫でしょ♪

実はネットで購入したりスポーツ量販店で3点セット品などを購入した場合センタリングの調整がしっかり出来ていない事が非常に多いです。

センタリングが合っていない状態で滑っていると上達するスピードに影響が出てしまうのでゲレンデに行く前に必ず確認しましょう。

この記事ではビンディングの基本的な【センタリング】の確認、調整の方法を詳しく解説します。

あると便利!

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ビンディング調整の基本センタリングとは?

スノーボードの板とブーツを固定する大切な部品をビンディング(バインディング)と言います。

ビンディング

このビンディングを板に対して真ん中(センター)に合わせる調整が【センタリング】です。

ビンディングが板の真ん中に無い状態はつまり、板の真ん中に乗るのが難しいと言う事。

スノーボードは常につま先側のターンと、かかと側のターンを交互に繰り返しながら滑り降りるスポーツなので左右均等なバランスがとても大切です。

足の位置がつま先側か、かかと側一方に寄ってしまっていると、ターンがしずらい事が想像出来るのでは無いでしょうか?

つま先側に足が飛び出している状態では、かかと側でターンをする時に必要以上に力を加えないと上手く力が伝わらなくなってしまいます。

更に真っすぐ滑りたい場合には重心がつま先側に寄っているので、自分は板の真ん中に乗っているつもりでも自然とつま先側のターンが始まってしまう。

ヒロしば
ヒロしば

こんな状態では、いくら練習したって上手くならないのは何となく想像出来ますよね?

次項からセンタリングの確認方法から調整の仕方まで詳しく解説します。

今回紹介するのは、一般メーカーの4×4ディスクの調整方法になります。
BURTONに関してはESTという特殊な機構を採用している為、調整方法が若干異なる事をご理解下さい。
そちらは専門外の為、この記事が分かり易かったのでご紹介しておきますね。
実録!BURTONのESTビンディングの取付け

ビンディング調整の基本|センタリングの確認方法

ビンディングのセンタリングには2パターンあります。

  1. ブーツに対してのセンタリング
  2. スノーボードの板に対してのセンタリング

初めにブーツに対してのセンタリングを確認してからスノーボードの板に対してのセンタリングを確認します。

もしブーツに対してのセンタリングがずれていた場合はセンタリングを取ってから板に対してのセンタリングを確認していきましょう。

ブーツに対してのセンタリングがずれている状態で板に対してのセンタリングを合わせても結局は重心が一方にずれた状態になるので1つずつ確実に調整していきます。

まずはスノーボードの板からビンディングを外しましょう

板からビンディングを取り外すには【センターディスク】に付いているビスを外します。

ビンディングセンターディスク

ビンディングのビスを外すには+3と言うタイプのドライバーを使用して下さい。
大抵のご家庭にあるドライバーは+2までだと思うので持っていなければ、この機会に用意しておいて下さい。
今後、お手入れする時などにもビンディングは外すので持っておいて損は無いです。
ちなみに100均にも売ってますのでそれでも十分です。
ビンディング調整用ドライバービンディング調整用ドライバー
チビしば
チビしば

ちなみにお父さんは100均の使ってるよね(笑)

ヒロしば
ヒロしば

余計な事は言わなくて良いよ(笑)

さて板からビンディングを外したら早速センタリングを確認して調整していきましょう!

スノーボードブーツに対してのセンタリングの確認と調整

ブーツに対しての調整にはセンターディスクは使用しないのでビンディング本体から取り外し避けておきましょう!
その際にセンターディスクが取り付けてあった角度を間違えない様に避ける前にしっかり確認しておくようにします。
ビンディング調整取付け角度ビンディング調整取り外し

まずは取り外したビンディングにブーツをセットします。

この際、実際にブーツを履いている状態に近づけるためブーツの紐またはダイヤルをしっかりと締めこんで下さい。
スノーボードブーツ調整

ブーツをビンディングにセットする時は実際に滑る時と同じようにストラップをしっかりと締めこんで下さい。

ストラップの締め込みが不十分だと正しいセンタリングが出来ません。
スノーボードブーツとビンディングのセンタリング調整

ビンディングへ、ブーツをセットしたら裏側から見てビンディングに対してブーツがセンターに来ているか確認をします。

スノーボードブーツとビンディングのセンタリング調整

つま先側の飛び出している量に対して、かかと側の飛び出している量が極端に少ないのが分かりますよね。

この様に片一方が飛び出している状態だと、センタリングが合っていないので出来る限る均等になる様に調整します。

ヒロしば
ヒロしば

では一度ビンディングからブーツを取り外して調整していきましょう!

スノーボードブーツとビンディングのセンタリング調整

上記の画像は各部位の名称を記載しています。
以下の説明文に使用する名称なので名前だけでも覚えておいて下さい。

1.ブーツを外したら両サイドにあるビスを外していきます。

ビンディングのハイバック調整

2.ビスを外しハイバックとヒールカップを前後にスライドさせて調整します。

僕の場合はつま先側に飛び出していたので、かかと側にスライドさせて広げていきます。
ビンディングのハイバック調整
ビンディングのハイバック調整
3.完了したらビスを締め込み、もう一度ブーツを取り付けます。
スノーボードブーツとビンディングのセンタリング調整
ヒロしば
ヒロしば

ビンディングに対してブーツがセンターに来たのが分かりますか?

この状態になればブーツ対ビンディングの調整は完了です!

合わなければ何度か調整して出来る限りセンターに来るように頑張って調整してみて下さい。

スノーボード板に対してのセンタリングの確認と調整

 

チビしば
チビしば

次はスノーボードの板に合わせるんだね!

それではスノーボードの板に対してセンタリングをしていきましょう。

スノーボード板のインサートホール

1.インサートホール(ビス穴)に外した時と同様にビンディングを取り付けます。

スノーボード板とビンディングのセンタリング調整

2.ブーツをビンディングにセットします。

スノーボード板とビンディングのセンタリング調整

この状態だと、つま先側が板の外側にかなり飛び出しているのに対して、かかと側は板の中に納まってしまっているのでセンタリングの必要があります。

3.センターディスクを前後させてインサートホールに合わせていく。

スノーボード板とビンディングのセンタリング調整スノーボード板とビンディングのセンタリング調整

赤い印の位置がインサートホールです。
僕の場合はつま先側が出てたのでセンターディスクをインサートホールに対して、かかと側に来るように1つ分ずらしました。

4.センターディスクの位置を決めたら、もう一度ビンディングを取り付けブーツをセットする。

スノーボード板とビンディングのセンタリング調整

 

ヒロしば
ヒロしば

板からのはみ出し量が、かかと側とつま先側で大体均等になりましたね。

板の中に納まる場合は逆に、板の外側からブーツの先端までの幅が均等になればOKです!

以上の工程を両足分、完了すれば【センタリング】の全工程が完了です。
お疲れさまでした。

まとめ

ビンディングの【センタリング】をする事で、スノーボードの真ん中に重心を持ってくることが出来ます。

スノーボードはバランスが非常に大切なスポーツなので、細かい調整1つで滑りに大きな影響が出るんです。
しっかりと【センタリング】した板に乗ることによって、あなたの成長スピードは間違いなくアップするでしょう。

これからもスノーボードを大いに楽しみましょう!!
では次回の記事を楽しみにお待ちください。

ヒロしば
ヒロしば

最後までご覧頂きありがとうございます。

ビンディングの調整はメーカーによって、若干違いがありますが基本的には同じと考えて大丈夫です。

センタリング調整が完了したら、次はスタンス幅や角度の調整もやってみましょう!

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