スノーボードのオフトレと聞いて何を思い浮かべるでしょう?
真っ先に出てくるのは、キングス等のオフトレ施設やロンスケ(ロングスケートボード)ですよね。
でも冬に沢山お金を使うのに、オフトレにまで回す余裕が無いよぉー!
そんな方も多いのでは無いでしょうか?
僕も例に漏れずそんな余裕の無い1人です。
そこで今回紹介するのはリップスティック(ブレイブボード)と言うアイテム。
ロンスケよりもお得に入手出来て、しっかりオフトレにもなる優れものです。
リップスティックってなに?子供の玩具と侮るな!
リップスティックは前後2枚の板をパイプで繋ぎ、それぞれに回転する車輪が1つずつ付いているスケートボードの1種です。
真ん中のパイプを軸に前後の板が捻れることによって、車輪に回転力が生まれ自走する仕組みです。
⚠リップスティックはラングスジャパンから出しているブレイブボードの呼称(商品名)ですが、ブレイブボードよりもリップスティックの名称の方が認知度が高いのでリップスティックで統一させて頂きます。
リップスティックは体幹を鍛えるのに最適
前後1輪しか無いリップスティックは、そもそも乗るのが難しいです。
板と地面に対して、重心をしっかりと落とさないとすぐに転倒してしまいます。
乗りこなせるようになる事で、自然と安定した重心位置を体に覚えさせ、体幹を鍛えれる仕組みですね。
色々なトリックを楽しむ事も出来る
リップスティックは慣れてくると、スケートボードと同じようにオーリーをしてみたり、色々なトリックも楽しむことが出来ます。
2輪であるがゆえに普通のスケートボードよりもメイクするのが難しく意外と奥が深い。
スノーボードで言うところのレイバック?みたいな技も出来ます。
なぜスノーボードのオフトレにリップスティックを薦めるのか?
普通に遊んでも楽しいリップスティックですが、なぜスノーボードのオフトレになるのか?詳しく解説します。
体軸の安定した位置を理解し易い
スノーボードは板の上から若干軸がズレても、ある程度修正する事が可能です。(板の面で滑っている場合)
しかし2輪に乗るリップスティックは、少し軸が外れるとボードが飛んで行き転倒します。
両足それぞれが一点に乗っている状態と言うのは、スノーボードで例えるとカービングターンに近い状態になっている事が分かるでしょうか?
カービングターンは、軸が内側や外側にズレると簡単に転倒してしまいますよね。
リップスティックは常にそれに近い状態で乗っていると思ってもらえればいいです。
つまりリップスティックに乗ることで【エッジに乗る感覚】を鍛え、体軸の安定に繋がります。
カービングターンに欠かせないトーションの使い方を学べる
普通リップスティックで前進する場合、大抵の方は腰を逆ひねりする事で前に進んでいる感覚で乗っていますが、リップスティックが進む【本質】はそこではありません。
リップスティックの本質は前足をターン方向、後ろ足をターンの外側に傾けることによってローラーに推進力を生み前進します。
スノーボーダーの皆さんならもう、お分かりですよね?
これはカービングターンの導入時、トーションをかけている状態に酷似しています。
スノーボードと同じく、トーションを強く掛ければより鋭いターンになり、掛けすぎるとドラグ(板部分が地面に付く)します。
僕もそうでしたが、トーションの感覚ってスノーボードをしていても中々掴みにくいんですよね。
リップスティックであればトーションの感覚を掴みやすいのでおすすめです。
パウダーランの感覚を養える
リップスティック独特の軽い操作性は、スノーボードのパウダーを滑る感覚にも近いです。
パウダーランを意識し前足で操作しながら滑るようにすると、パウダーが苦手な方にはかなり良い練習になります。
フェイキー(スイッチ)スタンスの練習に最適
体軸のごまかしが通用しないリップスティックは、スイッチスタンスの練習にも向いています。
リップスティックで安定したスイッチが出来るようになれば、スノーボードのスイッチスタンスでも恐怖心が減り、かなり練習が捗りますよ。
興味が出てきた方へ【商品紹介】
金欠ボーダーの皆さんは、リップスティックに興味が出てきたのではないでしょうか?
一重にリップスティックと言っても様々なメーカーから出ており値段も色々です。
とはいえ、高くても20,000円以下、安価な物だと5,000円以下で購入出来る商品もあるので、安くても25,000円はするロンスケなどに比べれば圧倒的コスパ。
そこでおすすめの商品を数点紹介させて頂こうと思います。
【リップスター】【デラックスミニ】
まずは定番ラングスジャパンの商品を2つ紹介します。
リップスティック界隈では1番の高級ブランドなので乗り心地はとても良いです。
【リップスター】
僕がメインで乗っているのもデラックスミニです。
【エスボード】
とにかく安く済ませたい!とりあえず試してみたい!と言う人は各種メーカーから出している【エスボード】が良いでしょう。
作りが安いからなのか真ん中の軸が少し硬い(スノーボードで言う所のトーションが硬い)ので、慣れないうちはちょっと難しいと思います。
ですが慣れれば普通に乗れますし、スノーボードのオフトレとして考えるなら十分な性能。
リップスティックを楽しみたいならラングス、オフトレだけならエスボード
どうせならリップスティックをしっかり楽しみたいと言う人は、ラングスジャパンのボードをおすすめします。
とりあえずスノーボードのオフトレにだけ使えれば良いよと言う方は、エスボードでも十分でしょう。
ご自身の用途に合った道具を選んでみて下さい。
リップスティックを安全に楽しむために…
リップスティックは怪我の可能性が高い危険なスポーツです。
子供の玩具と思って油断するな!
バランスが難しく派手に転倒する場面も多いので、必ずプロテクター関係は装着しましょう。
・ヘルメット(必須)
・軍手(必須)
・長袖(擦り傷防止)
・膝、肘当て(あると安心)
・手首プロテクター(あると安心)
ヘルメットと軍手、特に軍手は必ず装着しましょう。
スノーボード用のプロテクター関係の記事を書いているので参考にして下さい。
スノボのオフトレで大きな怪我をしてしまっては元も子もないですからね。
オフトレにリップスティックの選択肢も有り!
スノーボードのオフトレにはロンスケやオフトレ施設の利用が効果的なのは間違いないでしょう。
しかし僕のようにオフトレにまでお金を掛けれない人は、是非リップスティックも検討してみて下さい。
意外と楽しいですよ笑
最後に基本的なリップスティックの乗り方について分かりやすい記事がありましたのでシェアさせて頂きます。
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