今まで大切使っていたFTWOの17-18ブラックデッキが昨シーズン遂に折れてしまったので、同年発売されていたFTWOのブラックデッキsoを購入しました。
4シーズン200日滑走で遂に折れたブラックデッキ
最近スノーボードを始めた人は、そもそもFTWOと言うメーカーを知らない人も多いと思いますので、どんなメーカーなのかとブラックデッキsoについて紹介させて頂きます。
この板への想い入れは人一倍強いです笑
ちなみにサイズによってはまだ買えますよ!
主要ショッピングサイトでは、ほぼ売り切れとなりました!
記事内にて性能の近い商品を併せてご紹介させて頂きます。
【FTWO】【ブラックデッキso】とは
FTWOとはどんなメーカーなのか、ブラックデッキとはどんな板なのかについて詳しく解説します。
FTWOとは
アルペンスノーボードの有名メーカーであるF2スノーボードは、ご存知の方も多いですよね。
FTWOはアルペンスノーボードのF2が、フリースタイルスノーボードの専門ジャンルとして立ち上げたブランドです。
FTWOはF【TWO(2)】から名前の由来が来てるんですね。
国内外とわず根強い人気があったFTWOですが17-18シーズンを最後に、日本での正規販売は終了となってしまいました。
・T-RIDE
・ブラックデッキ
・ホワイトデッキ
・TNT
など…
ん?TNTって他のメーカーで聞いた事あるよ!
TNTは現在FNTC(ファイナンテックの新ブランド)で引き継がれ今も販売されています。
詳しい内情は分かりませんが、TNTの開発にはプロライダーの瀧澤憲一さんが大きく関わっており、彼がFNTCブランドを立ち上げると共にTNTの名もそのまま新ブランドに移行したようです。
TNTは日本のグラトリシーンでは爆発的な人気があり【TNT】と言う名前が最早ブランド化していたので、そういった経緯でTNTと言うブランド名としてFNTCに受け継がれたのでは無いでしょうか。
ブラックデッキとは
ブラックデッキはFTWOのラインナップの中でもTNTに次ぐ人気があったモデルでFTWOの中でも中核に位置していました。
T-RIDEがハイエンドモデル、TNTがエントリーモデルでブラックデッキはちょうど真ん中のモデルになりますね。
因みにホワイトデッキはブラックデッキのレディース版です。
ハイエンドモデルでは無いにしろ、ブラックデッキの性能は非常に高いです。
高速域になると結構バタつく印象はありますが、普通に気持ち良くカービングが出来る板です。
ソールの素材は4500 VISION BASE(シンタードソール)を採用しているので、板の走りもめちゃくちゃ良いです。
反発が強く軽い木材なので耐久性に不安がありましたが、4シーズン(約200日)の滑走でも折れずに頑張ってくれました。
キャンバー自体はその前のシーズンから相当ヘタっていましたが、板の寿命は30日滑走程度と言われているので十分に丈夫な板だと思います。
今回購入したブラックデッキso
今回購入したブラックデッキsoは、今まで使っていたブラックデッキと同シーズン17-18年モデルです。
プロライダー瀧澤憲一初のシグネチャーモデルとして開発。
板にはKENICHI TAKIZAWAの文字が刻まれている
当時はブラックデッキよりも1万円程度高かった為(約7,5000円)、購入を断念しましたが現在でも在庫が残っていて2,7240円というコスパの良さに即決購入しました。
既に主要ショッピングサイトで完売となってしまった【ブラックデッキso】
メーカー自体が国内から撤退している為、Newモデルも存在しないのが現状。
上記に掲載した【FNTC SoT】はブラックデッキと同じく瀧澤憲一プロが開発に携わる板で、ブラックデッキとコンセプトの近い物です。
ブラックデッキsoはどんな板?
ブラックデッキsoはブラックデッキをベースに瀧澤憲一プロの滑りを満足させる為に開発された板で、有効エッジの先端にカーボンストリンガーを搭載し、より爆発的な反発力とカービング性能が強化された板です。
発売前から大きな話題となっていてファンとしては喉から手が出るほど欲しかった板です。
何故4シーズンが過ぎた【今】新品在庫で残っているのか
FTWOのブラックデッキとTNTに関しては基本的に2シーズン以内には完売してしまう人気のモデルですが、何故このシグネチャーモデルに関しては未だに在庫が残っているのか。
販売前から人気だったのに不思議ー!
これに関しては瀧澤憲一プロより当時直接お話を聞きました。
公式発表もしっかりありましたよ!
この板のコンセプトはグラトリやラントリをする瀧澤憲一プロの滑りを満足させる板であると同時に、一般ユーザーの僕らでもグラトリなどを楽しめるように開発されていました。
テスト機をもって嬉しそうに何回もゲレンデに訪れる瀧澤プロの姿は今でも印象に残っています。
しかしテストが完了し瀧澤プロがメーカーに依頼した後に出来上がって来た板は、彼の想定していた物とは違う性能のものでした…
板のフレックス(硬さ)が想定よりも硬く、筋力のあるプロならまだしも僕ら一般人がグラトリ目的に扱うにはかなり厳しい仕上がりに…
FTWOのメーカーは海外にあるんですが、現地スタッフと瀧澤プロのやり取りで【言葉の壁】があり上手く伝わっていなかった事で100%希望した板が出来上がらなかったと言うことです。
その事実を瀧澤プロがユーザーにしっかりと伝えた事により、話題を呼んだ板なのに現在も在庫の残っている状態になっています。
「この板はグラトリ目的で買わないで下さい!」と悔しそうに言っている瀧澤プロの印象が今でも残っていますね。
今回遂に購入したブラックデッキso、実際はどうなのか
当時、瀧澤プロ本人からヒロしばさんの技術と目的なら、通常のブラックデッキを買って下さいと言われ通常のブラックデッキを購入しましたが、遂にブラックデッキも折れてしまったので今回思い切ってブラックデッキsoを4年越しに購入しました。
商品が届いたので実際はどうなのか、まだ滑りには使っていないですが少しレビューしていきます。
ブラックデッキso【デザイン面】
デザインは拘っているだけあって、裏表共に文句なしにカッコイイです。(個人的主観)
表面には大きく白文字で【SAME OLD】と書いていて、これは「調子はどうだい?」と聞かれた時に「いつも通り最高だよ!(SAME OLD!)」スノーボードはいつも最高に楽しいと言う瀧澤憲一プロの想いが込められているそう。
表面センターにはFTWOのマークと【KENICHI TAKIZAWA】の文字が入っていて、上の方にスケルトンで中の木目が見えるようにBLACK DECKのロゴがあります。
渋すぎてヤバい!
裏面には大きくBLACK DECKと書いてあり、カラーは写真の黒基調か白基調のどちらかのアソート。
僕は黒基調が欲しかったのでラッキーでした!
この渋いデザインセンスは年齢と経験を重ねた瀧澤憲一プロだからこそでは無いでしょうか。
僕ら世代にはドンピシャで刺さるかと笑
ブラックデッキso【性能面】
開発過程で問題はあったものの、板自体の性能は決して低くないと聞いていますが実際はどうなのか。
今までのブラックデッキと色々比べてみました。
ブラックデッキとの比較【重さ】
重さに関しては通常のブラックデッキとほとんど変わらない印象。
非常に軽いので取り回しは良さそうです。
軽いとリフトに乗ってる時に楽なのも外せないポイントですよね。
ブラックデッキとの比較【硬さ】(フレックス)
通常のブラックデッキは折れてしまったので、記憶を頼りにフレックスを比べてみても、確かにブラックデッキsoは硬いです。
その分、弾くと重量感のある大きな反発が返ってくるので使いこなせればむしろメリットになり得るかもしれません。
硬い上にカーボンストリンガーも搭載されているので、カービングに関して言えばバタつきも少なく調子の良い滑りが出来そう。
板も使っていると段々柔らかくなっていくので、1度買ったら使い倒すって人には良いんじゃないですかね。
僕は来シーズンJSBA1級を目指すので、むしろ硬くて良いです笑
ブラックデッキとの比較【硬さ】(トーション)
トーションとは板の捻れの硬さですが、これが余りにも硬いと何をするにも厳しくなってきます。
フレックスは体重フル活用すれば何とかなるけど、トーションは重心と足首で使う事になりますからね笑
実際に捻ってみると…
画像では分かりにくいんですが、硬すぎず調度いい硬さです。
通常のブラックデッキよりは少し硬い気がするけど、ブラックデッキが柔らかいなぁと思っていたのでこれくらいが良いですね。
ブラックデッキsoはやはりポテンシャルが高そう
滑りに使用する前段階ですが、ブラックデッキsoのポテンシャルはやはり高そう。
開発者の瀧澤憲一プロがオススメしていないので、僕も「買った方が良いですよ!」とは言えませんが使用用途によっては全然有りじゃないかなと思います。
この性能で2万円代は中々手に入らないので、カービングメインでたまにグラトリやキッカーもするよーって人にはハマる感じ。
それと僕と同じく単純にタッキーさんファン笑
次の年のFNTCsotが3万円代で買えるので、熱狂的なファンじゃない限り普通はそっちを買うよね。
瀧澤憲一シグネチャーモデルはこれ1種類で、色々なネットショップに確認したところ在庫も無くなって来ています既に在庫無し。
もし買うのであれば今年が最後のチャンスかもしれません。
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